愛は地球を滅ぼすが、変態は世界を救う。

僕は、自分で言うのもなんですが、多分性欲が強い方です。

一発目からこいつ何言ってんだって感じですが、言いたいのは別にそういうことじゃありません。

僕は授業中にノートに涎を垂らしながら眠ることにエクスタシーを感じますし、人生とはいかに美味しいものを美味しく食べれるかで決まるとも思ってます。つまり三大欲求全てにおいて強いんです。これらを合わして僕は「生欲」と言いたいわけです。

つまり、僕は生欲が強い方です。

さて、この三大欲求という言い方ですが、一般的には睡眠欲、食欲、性欲の3つのことです。そういえば、つい最近テレビでやってたんですが、「三大〇〇の多くは、実は公式に決められたもんじゃない」らしいっすね。日本人の3割は知らないことだそうです。確かにいつも気にしないで考えてますけど、この三大欲求とかも、別に誰が言い出したとかじゃなく勝手に広まってるだけなんでしょう。

確かによく考えてみれば、他にも欲だってたくさんあるはずです。僕はさっき二日ぶりの風呂に入ったわけですが、これはもう素晴らしいエクスタシーを感じるわけですよ。多分入浴欲ってのも、言いにくいってだけでれっきとした「欲」でしょう。それから、誰もそれが欠乏したことがないから思わないだけで、一分間息を止めただけで、人の頭の中は「呼吸欲」でいっぱいになります。なんという呼吸中毒なんでしょうか！

てな感じで、気づかないだけで人には欲なんてたくさんあるでしょう。もはや欲の集合体が人間である、と言った方がいいくらいかもですね。人間には108つの煩悩があるとは言いますが、僕には108つなんかに収まるとは思えませんね。

そんでこれは僕だけかもしれませんが、僕は「思考」することがとても好きです。ボードゲームで難しい局面に差し掛かった時、数学で興味深い定理に出会った時、難しいパズルを考えてる時、他人の思惑を読んでいる時、そういった時にエクスタシーを感じます。それどころか、この「思考欲」こそ、最大欲求なんじゃないかなと思います。人が死ぬ時ってのは、呼吸ができなくなった時じゃなくて、思考ができなくなった時だと、そう思うのです。

それで、人にとってのそういった最大欲求ってのは多分人によって違うでしょう。他者に「承認」されること、他人を「支配」すること、他者に「忠義」を尽くすこと、他人を「愛」すること、他人に「愛」されること、真実を「知る」こと、「平穏」に暮らすこと。それらは生きがいとも呼ばれるし、人生の最終目標でもあるのでしょう。そしてこれはみんな違っている。それがまた面白いとこなんじゃないでしょうか。

生きる意味なんてあるのかは知らないけれど、人には人の生きる意味があるんじゃないでしょうか。それでいてそれらは神、あるいはゲームマスターから配られた、生まれ持ったもの。さながら性癖みたいなものです。

世の中には、古今東西多種多様な変態がいます。人間は全員が全員変態です。そうして変態同士、他人の趣味には口を出さず、尊重し合う。そしてみんな違うからそれがいいんでしょう。ドSの人がいればドMの人がいる。見せるのが好きな人がいれば見るのが好きな人がいる。女装好きがいれば女装娘好き、ロリ好きおじさんがいれば、おじさん好き援交jcがいる。そうして世界は今日も平和なのです。

一時期、"mottainai"は世界を救うとか言って流行ってましたよね。そういえば、今は同人誌とかアニメとかの影響で、"hentai"はwoldwideな日本語になりました。今こそ、日本の変態文化が、世界に平和をもたらす時なのかもしれない。

(あれ、こんなことが言いたかったんだっけ？なんか違う気がするけどまぁいっか)