Cさん視点の話

意味なんてないよ

駄堕惰文

真面目に話をします。美少女じゃない奴が真面目な話をしているのを聞くなんてのは往々にして聞くに堪えないものですが、まぁいつものエセ関西弁と寒いギャグよりは聞くに耐えると思うので、聞いてくれる人は聞いてください。

ターゲットとしては非数学徒を対象にした話をしようと思います。数学徒、特にこれから受ける受験生へ向けての文章はこことは違うどこかに匿名でまたいつか書くつもりです。

さて、まぁご存知の方も多いとは思いますが、東○大学数理科学○究所修士課程に落ちました。だいたい116人くらい受けて、43人くらい受かってる感じですね。一次通過が60だったのでいけるかなぁと思ったんですが難しかったですね。

数学科の院は大きく専攻毎に代数、幾何、解析、応用数理に分かれていて、まぁどう違うかはちょっと難しいので各自ググってください。で、僕の専攻は代数で、その中でも代数幾何、数論幾何、表現論といった具合に分かれてるんですよね。そのうちの僕は数論幾何を専攻しようと思ってたんですが、これはまぁ学問自体がかなり難しい部類なんですよね。前提知識がとても必要というか。

まぁこんなことをダラダラいっても関係ない人にとってはつまらないと思うので。

まぁ端的にいうと、夢破れたというわけです。でも研究者に本当になりたかったの?と聞かれればそういうわけではないんですよね。僕よりも熱意があった43人が合格した。僕のように不真面目に中途半端に数学をエンジョイしてた程度の人間には座席が用意されなかったという話な気がします。という意味では試験は正常に作動してたし、それぞれが居るべき場所に収まったというだけな話な気もしてしまう。

不思議なことに落ちたことに全く憤りとか、プライドが傷つけられたとか、もっと勉強して見返してやろうとか、そういった気持ちがほとんどないんですよね。そういう熱意とか執着がないことこそが敗因な気もするんですけど。

なるべくした未来になった。やはり付け焼き刃で1ヶ月ちょい勉強した程度ではお見通しだったか、という気分というか。これは今脳みそが必死に傷つかないように言い訳をしているだけかもしれないけれど。こういうところがダメなんだろうなぁ、何事も成せない人間の生まれる所以だろうなぁという気がするんですが。

別に東京にいないからって悲しんでくれるような人間もいないし、人生一度くらい京都で暮らすのもいいだろうし、これによってまたいい出会いが待ってる可能性だってあるし、というようなポジティブシンキングを勝手に考えてくれるので、まぁ僕は元気です。

思えば東京○学理学部数○科はすごい人がいっぱいいて、そういう場で2年近く勉強できたのはいい思い出だったし、彼らこそ大学に残って勉強すべき存在だろうなと思います。

マチュアとしては数学を続けて行きたいとは思うし、仕事はなるべく数学に関係した仕事をしたいというのはずっと思ってます。

院に落ちたくらいでなんだ、お前の数学への気持ちはそんなもんなのかと叱責されそうなんですが、僕は結局院に落ちたくらいで自分の進路を決めてしまいそうになる弱い意志しか持ってない人間だから、何をやるにしろ今後何もかも中途半端にやっていくんだろうと思います。僕の未来予測の精度は結構高いので、多分この予想は多分当たるんですけど。

一生懸命頑張ってる人にとやかくいうつもりはありません。僕はそういう人を尊敬してます。自分の道を進むべきだし、僕みたいな惨めな人間を高笑いしてはるか遠い高みへといってくれれば僕は本望です。

僕は自分のこの弱さを一生甘やかして生きていこうと思います。

結局何が言いたいのかよくわからないですね。何も言いたいことはないんだと思います。ただ話を聞いて欲しいだけなので何も理解する必要はありません。どうしてこういう文章になってるかは明らかです。ストロングゼロを飲み干してからこの文章を書いてるからですね。ここまで見てくれた人は是非何か道に行き詰まった時とかに、ああこんなクソな駄文を書いてた惨めな野郎がいたなと思い出してくれればちょっと元気が出るかもしれません。

まぁ僕はそんなに傷ついてないし、だからなんの気を使わずいつも通り話しかけてください。僕が西に行くのが惜しいと思ってくれる人はあってください以上。