Cさん視点の話

意味なんてないよ

読書感想文

赤「おうおう、みなさん久しぶりやなぁ。夏休みはどうやった?リア充っぽいことして青春ポイントの一つでもたまっとりまっか?え、うちのオーナー?うちのはずっと家おってドミニオンのプレビューしとるかプレイ動画見てるかだからなぁ、マイナス行っとると思うで。

そう、気づいたやもしれんけど、今回私一人なんや。え、誰かが「赤は言葉がめんどくさいから一人編で出てくることはない」っつってたって?そりゃ心外やな。うちは生粋の関西人やから別になんも考えんですらすらっと出てくるんや。は、そんなことないって?いや、せやなぁ、うちがどんくらい関西人かっていうと、そう例えるならキズナAIのAI度とおんなじくらいやな。名前にAI入ってるんやで?AIじゃなかったら詐欺以外の何者でもないやん。え、ほんまに関西人って言うんやったら、自分具体的には関西のどこ出身なんやって?そりゃ聞いたらいかん質問ぜよ〜。

ま、せやね。うちが一人で何しにきたか、っちゅーとやね。え、関西弁の練習?ちゃうわアホ。えっとやなぁ、結構随分前にやな、オーナーがなんか「ファボされたらファボされた分だけ最近読んだ本紹介するでー」的なツイートをはるかはるか前にしたらしいやけんど、あいつものぐさなんでめんどくせーなぁっつって放置しとったらしいんよ。そいでやなぁ、

 

 

 

飽きた。疲れた。元に戻します。

 

ファボしてくれた方々、ありがとうございます。もういつのことで誰が何個ファボ来たか忘れたし、ファボした人も忘れてるだろうけど、なんなら本の感想も忘れかけてるけど、でも最近読んだ本は結構良かったのでご紹介します。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

自分、小説はほとんど読まないんでラノベ又は漫画になるけど、でもまぁラノベでもアホな文章は読まない方なんで、毛嫌いせずに見て欲しいなぁと思います。ラノベ面白いよ、面白いやつ探せば。

まぁこれもラノベな訳ですが、自分の大好きな種類の「一巻完結」物です。一巻完結はいいですよ。アニメ化とかには縁がないけど、続けていくうちダレたりとかしないし、最初のコンセプトを貫いていける。一巻完結なら挑戦的なコンセプトも多いのでど定番から外れたいいものが揃ってる。ラノベで本当に面白い作品ってのはアニメ化されない作品なのですぞい。

まぁこの本に話を戻しましょう。この作品はズバリ、中二病系、と言われるやつです。中二病ラノベといえばまぁ王道と言える「中二病でも恋がしたい!」がありますけど、系統としてはそれ系。でも中二病、ってアニメは見た人いても原作読んだことある人って少ないんじゃないかね。あれはアニメは原作5割京アニ5割って感じなので原作読むと結構雰囲気違くて驚くと思いますよ。まぁ京アニ文庫から出てるんで改編されても作者は何もいえないんだろうけど。原作レイプ許すまじ。

まぁこの本も細かい設定はほぼ同じです。てか最初見たときはパクリかなって思いました。でもこれ書かれたのが2008年と「中二病」よりも全然古くて、まだ中二病って言葉もそこまで浸透してないくらいの時期じゃないかな。そんな時期に書かれた本でも、全然今のラノベとして通用するのは本当にすごいなぁと思います。

この本が「中二病」と決定的に違うところは、「中二病」は半分萌え要素って感じに対して、この本は「バトル」系ってことですかね。バトルといっても、闇の組織と、とかじゃなくて、誰でも日々戦っている、世間との。実際の世間の、そういう中二病の人たちに対する目は相当冷たい。そういった目がこの本では読んでて辛くなるほどシビアなほど再現されてる。この本の主題は「中二病ッ娘可愛いよね」っていう新たな属性の開拓じゃなくて、世間という巨大な敵と戦う少年少女の物語、ともいうべきろう。

そりゃ確かに女性キャラも少ないし、アニメ化してもそんなにヒットしないだろう。だからどこの文庫もこぞって属性過多な似たり寄ったりのヒロインを量産したふわっとしたラノベを出したがるわけだけど、それはラノベの本分を見失っている。ラノベはアニメの脚本じゃなくて、作者から読者の語りかけ出なくてはいけない。アニメなんて所詮2次創作!

理系ホイホイ。なのでホイホイされに行きました。主人公が高専ラノベなんてもの、自分はこれ以外に知りません。まぁ理系ネタっても工学系はちんぷんかんぷんだからそんなに分かるわけじゃないけど、理系の人間として彼らには好感をとても持てる。好きな所1、異世界に来て物理法則を確認する所。まぁ異常者なんだけど、でも逆にそういうことを考えない主人公の方がおかしいでしょ。「どうやら異世界に来てしまったらしい」の一文で済ませる作者を、アフリカのどっかの村に置き去りにしてみたくなるよね。考えることは人間の唯一の取り柄で、それをしなくなったらそれは人間以下だろう。

その2、強すぎない。むしろ弱いとこ。そんな自分の常識が通用しないところで無双できるのむずすぎるでしょ。現実はそんなにうまくいかないことの方が多い。科学の知識はあっても、測定機器もなければ電気もガスもない。器具を作ろうにも材料がない。そんな状態でできることなんてほとんどないのが普通。

そして彼らはよく失敗する。これも失敗や誤算というのは当たり前だからだ。イレギュラーというのは必ず存在する。科学の進歩はトライアンドエラーによって成り立ってる、という精神がよく表れてると思う。

書きたいことは色々あるけど、ああこの人は科学が好きなんだなぁという感じがとてもして好感を持てた。まとめるなら空想科学読本異世界編、って感じ。

ロリ+探偵ものってどうしてこんなにも読んでしまうんだろう。自分の性癖にどハマりしてる。あれ誰だっけさっき属性はクソとか言ってたの。

まぁそんなに内容に期待して読んでたわけではないんだけど、読んでて結構面白かった。正直謎解き要素で見ると微妙かもしれないけれど、登場人物の動きとか感情が結構繊細に描かれていて、よかった。あと当時は人の失恋とかの方が見る気分だったのもある。

 

とりあえず最近読んだラノベだとこんなとこだと思う。好評だったらまたやるかもしれんし、好評じゃなくても暇だったらやるかも。好評でもやらないかも。まぁ読んだ本がたまって面白いのがあったら考えます。ではまた